「屋根板金が浮いていますよ」は本当?飛び込み営業に指摘された時の絶対防衛マニュアル

「近くで工事をしていて気づいた」「屋根板金が浮いている」と突然の訪問。その指摘は親切心?それとも詐欺?屋根修理の飛び込み営業(訪問販売)に対する正しい断り方と、絶対にやってはいけない「屋根に登らせる行為」のリスクを専門家が解説します。


突然の訪問「屋根板金が浮いていますよ」にドキッとしたら

「近くで屋根工事をしていたら、お宅の屋根の板金が浮いているのが見えて…」
突然インターホンが鳴り、作業服を着た業者にこう言われて驚いた経験はありませんか?

雨漏りや屋根のトラブルは目に見えない場所だけに、不安を感じやすいものです。しかし、屋根修理の専門家として、結論から申し上げます。その場で屋根に登らせて点検させることだけは、絶対に避けてください。

この記事では、近年急増している「屋根の指摘商法(点検商法)」の実態と、指摘された時にとるべき正しい行動基準について解説します。


なぜ「板金が浮いている」と言ってくるのか?

飛び込み営業(訪問販売)の業者が使う常套句には、驚くほど共通点があります。以下のようなフレーズを耳にしたことはありませんか?

  • 「この近くで工事をしているのですが」
  • 「親方(現場監督)に、教えてあげてこいと言われて」
  • 「板金(むね)が浮いています。このままだと飛びますよ」
  • 「今ならついでにハシゴで見てあげられますよ(無料点検)」

9割は「営業トーク」である可能性

実は、屋根の板金(棟板金)は経年劣化で多少の釘浮きなどが起きやすい箇所です。遠目から見て「完全に嘘ではない(何かが見える)」レベルの状態を指摘し、不安を煽って点検に持ち込むのが彼らの手法です。

本当に危険な状態であれば親切ですが、国民生活センターへの相談件数を見ても、その多くが高額リフォーム契約を迫るためのきっかけ作りであるケースが後を絶ちません。


【最重要】絶対に「屋根に登らせてはいけない」理由

「無料なら、見てもらうだけ見てもらおうかな…」
この油断が、最大のトラブルを招きます。私たち専門家が「知らない業者を屋根に上げてはいけない」と強く警告するのには、恐ろしい理由があります。

「点検商法」の闇:故意に壊されるリスク

悪質な業者の場合、屋根に上がった際に以下のような行為を行うトラブルが報告されています:

  • 見えない場所で屋根材を割る
  • 釘をわざと抜く
  • コーキングで不必要な場所を塞ぐ

そして、「こんなに酷い状態でした!」とスマホで写真を見せ、その場で契約を迫るのです。屋根の上は家主様が見えない「密室」です。壊されてからでは、それが「経年劣化」なのか「故意」なのかを証明することは困難です。

お医者さんの判断基準

誠実な業者は、お客様からの依頼もないのに、いきなり訪問して「屋根に登らせてくれ」とは言いません。リスク管理の観点からも、初対面の業者を屋根に上げることは「家の鍵を渡すのと同じくらい危険」だと考えてください。


本当か嘘か?地上からできる判断チェック

では、指摘された内容が「本当」か「嘘」か、どうやって見分ければよいのでしょうか?以下のポイントを参考にしてください。

業者の特徴で見分ける

特徴怪しい業者まともな業者
道具ハシゴのみ、または軽装ドローン、高所カメラなどを持参
証拠「見ればわかります」と言う写真や動画で客観的に見せる
急かし「今すぐ直さないと大変」「後日改めて見積もりを出します」
名刺携帯番号のみ、住所が曖昧店舗住所、建設業許可番号が記載

ドローンや高所カメラならOK

もし業者が「ドローンで空撮して見せましょうか?」「高所カメラで撮影します」という提案であれば、屋根を壊されるリスクはありません。画像だけ確認させてもらうのはアリです。しかし、「ハシゴで登る」と言われたら、その時点で断ってください。


その場で使える「魔法の断り文句」

玄関先でしつこく食い下がられた時、相手を一発で諦めさせる効果的なフレーズをご紹介します。

① 親戚(知り合い)に建築関係者がいる

最強の断り文句です。
「ありがとうございます。ただ、親戚に屋根屋(または工務店)がいるので、そこに連絡して見てもらいます」
これで相手は「あ、これ以上嘘をついてもバレるな」と思い、すぐに退散します。

② 夫(家主)に相談しないと決められない

「私は詳しくないので、主人が帰ってから相談します。名刺だけポストに入れておいてください」
その場での決断を避けます。悪質業者は「今なら」と急かしますが、「勝手に決めると怒られるので」と突き返しましょう。


もし不安なら…「セカンドオピニオン」の活用を

「断りはしたけれど、本当に屋根が壊れていたらどうしよう…」
そう不安になる方も多いと思います。実際に、築10年以上経過していれば、メンテナンスが必要な時期である可能性はゼロではありません。

不安を解消するための正しい手順

  1. 訪問業者はきっぱり断る(屋根に登らせない)。
  2. 地元の信頼できる屋根修理業者、または施工した工務店に連絡する。
  3. 「飛び込み業者にこう言われたのだが、本当か見てほしい」と調査を依頼する。

屋根雨漏りのお医者さんの「無料診断」

当サイトでは、飛び込み営業に指摘された箇所の「セカンドオピニオン(確認調査)」を行っています。
本当に修理が必要なのか、それとも業者の言いがかりなのか。無理な営業は一切せず、「事実」だけを写真付きで診断いたします。

「騙されたくないけれど、家も守りたい」
そう迷っている方は、契約書にサインする前に、まずは私たちにご相談ください。

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