台風後の屋根は“見た目が無事”でも危険!

台風が過ぎ去った後、屋根を見上げて「特に壊れていないから大丈夫」と思っていませんか?
実は、この「見た目に異常なし」という状態こそが最も危険です。屋根の内部では、目に見えない被害が進行している可能性があります。この記事では、台風後の屋根点検の重要性と、見えない被害のサインについて詳しく解説します。


屋根の内部で進行する“見えない被害”とは?

屋根は、瓦や板金などの表層部だけでなく、その下に防水紙(ルーフィング)や野地板といった多層構造で成り立っています。台風の暴風雨によって、表面が無事に見えても、内部では以下のようなダメージが進行していることがあります。

  • 瓦や板金がわずかに浮いている
  • 固定釘が緩んでいる
  • 防水紙が破れている

これらの被害は、外から見ただけでは分かりません。数日から数週間後に雨漏りが発生し、「あの台風が原因だった」と気づくケースが非常に多いのです。


見えない屋根被害のサイン5選

① 棟板金の「わずかな浮き」や「釘抜け」

屋根の頂上部である棟(むね)は、強風時に最も風圧を受ける部分です。釘が1〜2mmでも浮いていると、次の台風で板金が飛散するリスクがあります。地上からは確認が難しいため、ドローン点検を活用するのが有効です。

② 瓦のズレや“段差”

瓦が1枚でもズレていると、隙間から雨水が侵入し、防水紙が劣化します。特に「棟瓦」や「袖瓦」のズレは雨水が集中しやすく、雨漏りの原因になりがちです。また、瓦の落下による二次被害にも注意が必要です。

③ 防水紙(ルーフィング)の破れ・浸水

防水紙は屋根の最終防衛ラインです。瓦や板金が無事でも、防水紙が破れていると雨水が野地板に達し、構造材を腐らせます。この破損は目視では確認できず、散水調査や赤外線カメラ点検でしか発見できません。

④ 天井や壁紙のシミ・クロスの浮き

台風後1〜2週間して天井や壁に「輪染み」が現れた場合、屋根からの浸水が壁内部や断熱層に達している可能性があります。放置すると内部結露を招き、カビ臭や健康被害につながる恐れがあります。

⑤ 軒天や屋根裏のカビ臭・湿気

外観に異常がなくても、屋根裏に湿気やカビ臭がこもる場合は雨漏りの初期サインです。台風後は屋根裏点検口を開けて換気確認を行い、湿気や断熱材の濡れ、黒カビの有無をチェックしましょう。


放置するとどうなる? “見えない被害”の進行ルート

台風後の屋根被害を放置すると、以下のように被害が進行します。

  1. 1〜2か月後:雨漏りが顕在化
  2. 天井ボードや断熱材が水分を吸収:たわみやカビが発生
  3. 木部腐食・シロアリ誘発・電気系統ショート:建物全体に影響
  4. 修理費が5倍以上に膨らむ:大規模な修繕が必要に

「今は問題ないから放置」ではなく、**“今こそ点検すべきタイミング”**です。


点検のベストタイミングと方法

1. 台風通過から3日以内に屋根点検を

雨が上がり、屋根が乾いた後、できるだけ早く専門業者による点検を行いましょう。台風直後は業者が混雑するため、早めの予約が重要です。被害が軽いうちに対処すれば、修理費も最小限に抑えられます。

2. ドローン点検+散水調査が最も正確

近年では、ドローンを活用した屋根点検が主流です。屋根に登らずに全体を俯瞰でき、ズレや浮き、板金の反りを高精度で確認できます。さらに、散水調査を併用することで、漏水経路を特定することが可能です。

3. 点検費用の相場

一般的な屋根点検の費用は無料〜3万円程度です。ただし、保険対応や報告書作成が必要な場合は別途費用がかかることもあります。信頼できる業者を選び、事前に費用を確認しましょう。


保険・補助金の適用について

台風による棟板金の浮きや瓦ズレ、防水紙の破損は「風災」補償の対象になる可能性があります。点検報告書を取っておくことで、後から保険申請が可能です。また、一部の自治体では「災害復旧費補助」や「屋根改修助成」制度を設けています。点検後に相談することで、修理費用の負担を軽減できる場合があります。


よくある質問(FAQ)

Q. 自分で屋根を確認しても大丈夫ですか?
A. 危険です。屋根材が濡れている場合や釘が抜けている場合、転落事故が多発しています。必ず専門業者に依頼してください。

Q. 台風後にすぐ雨漏りしなかった場合は安心?
A. 安心ではありません。ルーフィングの破れや野地板の腐食は、数週間〜数か月後に症状が出ることがあります。

Q. 点検だけ依頼してもいいの?
A. もちろん可能です。修理を前提としない「診断のみ」のサービスも増えています。無料点検+報告書提出に対応している業者を選ぶと安心です。


まとめ:台風後は“静かな屋根”こそ要注意

台風が過ぎて青空が戻ると、つい安心してしまいがちです。しかし、屋根の被害は“静かに進行する”のが特徴です。外観が無事でも内部は壊れているかもしれません。被害が軽いうちに発見すれば、修理は小規模で済み、保険適用もスムーズです。焦らず、でも先送りせず、専門家の点検を早めに受けましょう。

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